長谷川ピアノ調律事務所 | 日記 | 師匠との再会

ピアノ調律とは 通り一辺倒なものではなく 演奏者の好みや希望に合わせて 初めて完成するものです

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長谷川ピアノ調律事務所 の日記

師匠との再会

2016.01.27

まったくもって個人的な事なのですが、、、
先日、偶然に 師匠と奇跡的な再会をした時のお話です。
いつも 調律でお世話になっているお客様から 『中古のグランドピアノの購入を検討中なので探してほしい』 との御依頼を いただきましたので、
以前から お付き合いのある 愛知県の中古ピアノ再生工房の倉庫へ検品に伺いました。
現場でピアノの状態などを確認していると、後ろから 『塩崎と申します』 と声をかけられました。振り返ると、なんと 20数年前に静岡県のピアノ調律師養成所で 私に調律の指導をして下さった 『塩崎誉征』 先生が、名刺を差し出しておられました(この業界では、なかなか有名な方なのですよ)。  
私は びっくりして、自分の名刺を渡すのも忘れ 『えっ? 塩崎先生ですか?』 と尋ねると、少し間をおいてから 私のことを思い出してくださりました。 
今まで 2000人以上の調律師を育ててこられた先生が 私のことを覚えてくださっていた事に感動しました。
塩崎先生は、養成所を定年退職後 こちらのピアノ工房で働いているとの事でした。
昔、私が養成所の生徒だった頃 くだらない事で先生に怒られた事などを思い出し、そんな私が 今は自分の名前の入った会社名の名刺を先生に渡していることが少し気恥ずかしいような気もしました。  今となっては、お互い 『取引会社の同業者』 という立場になる訳ですが、先生は 当時のように 『先生と生徒』 という接し方をしてくださり、それが本当に嬉しかったです。
さて、商談の結果、お客様には ご成約いただきました。   そのピアノは、出荷前に 塩崎先生が 整音(ハンマー整形、ニードリング)を施してくださり、お客様宅へ納品後 私が調律および整調を行う事になりました。こうして 1台のピアノを 塩崎先生と共同で作り上げられる事が嬉しくてなりません! このピアノは一生忘れないと思います。  もちろん私のピアノではないんですけど(笑)
最後に先生が、工房で一緒に働く方々に 『ワシの教え子だに』 と遠州弁で 私を紹介してくださった、その顔が 少し誇らしげに見えました。。。 
気のせいかもしれませんが、、、、(笑)

師匠との再会

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